2016年

7月

20日

千葉県習志野市で感覚統合の研修会をしてきました。

7月6日水曜日、千葉県習志野市にある、菊田第二保育所というところで、園内研修の講師として20名の保育士の先生方を前に感覚統合のお話をさせてもらう機会をいただけました。

 

体調に不安があり、引き受けるかどうか迷ったのですが、結果から言うと、やらせていただけて本当によかったと思っています。

 

千葉県のディズニーランドより先に行ったことが無い私としては、未踏の地が踏めたこともなんだか達成感があったし、先生方はみなさん熱心で優しくてよい方ばかりだったし、園内のちびさんたちも、ちょっとしか会えなかったけれど、みんな満ち足りてる顔をしていました。

研修中の写真を撮り忘れてしまい、一枚もないのですが、菊田第二保育所はこんなところでした。
0-2歳児が暮らす、優しいけれど、挑戦できる環境を取り入れた園庭。風が良く抜ける園舎内。

ステキなところでした。

 

私の話は14:30-17:00という事だったのですが、途中脱線が多くて、大幅に時間オーバーしてしまい、申し訳なかったです。

 

でも、来てくださった方全員が理解して帰る、というのを目標にしていたので、そこは達成できたんじゃないかと勝手に思っています。

 

感覚統合遊びの中で、特に大事なのは、それが「訓練になってはいけない」というところです。

「楽しく遊ぶからこそ、良い刺激が脳に届く」のであって、「刺激を届かせるための訓練」として行っても

まったく意味はないばかりか、大人との関係を悪くするばかりなのです。

 

今回は、ここをどうやったら伝えられるかな、と思って、春先にもりのこでおじゃました、田んぼの泥んこ大会の話を取り入れました。

 

どろんこが嫌いでさわれないHちゃんが、いかにして楽しくどろんこあそびができるようになっていったのか。

それを目の前で見ていた私の感動が伝わったらいいな、と思いながら話しました。

 

以下は、先生方から、講座終了後に送っていただいた感想です。

<研修で学んだ事や今後保育に活かしていきたいこと>

 

・今年度の研修テーマの意欲的に遊ぶ姿のとしても、それぞれの感覚器官を身につけていくことで、この時期で経験する遊びは大変重要なのだと改めて学んだ。また、感覚的な遊びの環境を作り出すことだけでなく、それを見守り援助する保育者が子どもたちの伸ばそうとする力、満たしたい力を理解することが大切であるという事を泥んこ遊びの事例で大いに学ぶことができた。

 

・自分の理屈だけであると、目の前の子どもの行動を見誤ってしまうことは理解できていたが、うらづけがなく、推察することや感覚統合の理論を学んだ。乳児期だからこそ経験する機会をより多くつくっていきたい。目の前の子どもが求めている遊びを楽しめるよう環境を準備し職員間で共通認識・理解できるようにする。

 

・「子ともがやっていることは、その刺激を求めているというお話を聞いて、子どもの遊んでいる姿を見る目が変わった。同じことを繰り返し遊んでいる姿が、その子が求めている刺激を考え、それが満足する遊びは何かを考えていくことが大切なのだと感じた。

 

・自分の体が意識できボディマップを作れるようになるために「触覚」「前庭覚」「固有覚」がとても大切なことがわかった。それぞれの感覚の役割を理解し学ぶことができその大切さを実感できた。また、意味のない動き・行動だとおもうことが、子どもにとって意味あること、その動きを繰り返しボディマップを獲得していく。楽しい経験や刺激を沢山していくことが大切である。自分の体が意識できるような遊びを工夫し、「触覚」「前庭覚」「固有覚」を刺激する遊びを積極的に取り入れていきたい。

 

・具体的に体を動かして遊ぶ揺れの動き、回転、バランス、触れる等をとりいれて、楽しいと思えるような遊びを、考え保育に取り入れていきたい。

 

・研修で教えていただいた「前庭覚」を調整する遊びとして、毛布を使った遊びを取り入れてみたが、怖がる子はなく、繰り返しやりたいと喜んで遊ぶ姿が見られた。今後も子どもの姿から経験してほしい遊びをとりいれていきたい。

 

・研修後、子ども一人一人の姿を見ながら、どんな刺激が足りないのか?どんな刺激を欲しているのかを普段の行動から読み取るように心がけています。また、子どもの姿からこれは「固有覚」を満たしてあげたいねなどと理論づけながら遊びの提供をしたり子どもを理解することができるようになってきています。

 

・感覚統合の視点から見ていくと、その子のつまずきや経験の不足な部分がわかりやくみえてきました。保護者に遊んでいる様子を知らせるだけでなく、今回学んだ理論を根拠に「○○の発達を育てるために○○の遊びを大切にしている」などと伝え、子どもの育ちを共感していきたい。

菊田第二保育所の先生方、つたないお話に、最後まで付き合ってくださり、そのうえ、素敵な感想まで送ってくださって、本当にありがとうございました。
次回は11月にお邪魔して、遊びの様子を見せていただくことになりました。

どこまでお役にたてるかわかりませんが、もっと勉強して、有意義な時間を持てるようにしたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

【注】今回の菊田第二保育所での研修会は、園内の研修担当になった先生が、ネットでたまたま私の書いたブログを見つけてくださって、「この人にお願いしましょう」ということで決まった研修会だったのだそうです。

 

これまで、定型発達のお子さんを育てるお母さん向けに話してきた内容が、プロの現場でも求められるお話だったんだ、という事がとっても嬉しかったです。

 

逆にいうと、保育園、幼稚園も、発達の気がかりなお子さんがどんどん増えてきていて、先生方が心を痛めているという事なのでしょうが。。。(>_<)

 

それでも、彼ら、彼女らが、適切に自分を解放して遊べる場があれば状態は良くなるし、感覚の問題が解決できれば、その子の周りの人間関係もとっても豊かなものになっていくと思うのです。

 

管理の弊害を見直し、子どもの生きる力を信じることで、子どもはいくらでも伸びていけると信じています。

 

今回のように、園内研修という形でなくても構いません。

私のお話が役に立つようでしたら、どこでも伺いますので、どうぞ、先生方、子どもを見る視点を増やすためにも、感覚統合を学んでみてほしいと思います。

 

面白そうだぞ、と思ったらいつでもご連絡くださいね。

 

飯田あゆみ  連絡先 080-4359-1934 morusuke57@gmail.com

 

相模原市内にある常設のプレイパーク。

日曜、月曜、水曜が開園日です。

詳しくはリンクをクリック!

 

 

 

 

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発達障害を持つ中学生の親御さん対象のおしゃべり会です。
どんな人たちが、どんな気持ちで運営しているのか読んでみてください。

ご存じ、音楽療育家の西堀美和ちゃんが小田急相模原で開設しているゆっくりさんたちのための教室です。NPO法人てとて。

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