3月24日、涙雨降る相原で、のびるの第二期卒会生たちが巣立っていきました。
どんどん大きくなるこの子たちが、ずーっと狭いたけとんぼにいられるわけないんだし、と
最初からわかっていて始めたことなんだけど、やっぱりさびしさはぬぐえません。
空も私の気持ちをわかってくれてたみたいで、朝からしとしと小雨が続いていました。
本当は、気持ちよく晴れあがった谷戸で最後のお別れをしたかったんだけど、
きっと、たけとんぼも最後のお別れだから、うちにいてよ、って思ってたんだな。
ぞろぞろやってくる子どもたち。今日は、卒会生だけじゃなく、そのきょうだいたちも一緒なので、いつもより大人数。
カッパに着替えて庭に集合です。
雨でも、谷戸にお別れには行きたかったので、「今日のルートは、猫の階段から谷戸に行って、戻ってくるよー」と子どもたちに伝えました。
右手の窪地は、オオアラセイトウが満開ですが、秋にはクルミを拾わせてもらったところです。
たけとんぼに持って帰って、ブロックで叩き割って、ちまちまとほじって食べました。
そういえば、ともくんが、谷戸保育で楽しかったところは「柿を食べたこと」って言ってくれたそうなんですが、
子どもたち、この一年でその辺にあるものを食べることに全く抵抗が無くなってきたようで、
そこは、すっごく嬉しい。(笑)
たくましくなったなあと思います。
最終日に初めて探検する、猫の階段。
三月になってから、あいちゃんが来てくれて二回目に「相原中央公園」目指して歩いた途中で見つけたところです。
ステップの一段がとっても小さくて、これは、猫のために造られた階段にちがいない、ということで
勝手に「猫の階段」と名付けました。
もちろん、相原の人間の皆さんが日常的に使ってる階段です。
どこにつながってるのかは、全く分かんないけど、まあ、すべての道はローマに通ず、です。
そして、案の定迷子になる私たち。
卒会式の日だと言うのに、このグダグダ感。たまりません。
団地の中の急な坂道を、よいしょよいしょと登りながら谷戸への道を探します。
年長のなっちゃん達が、道路に刻まれた丸いわっかのところを踏みながら、
「ここから落ちたら、負けってことね」
と言いながら、新しい遊びを作って楽しそうに歩いていたので、のっかってバクダン遊びをしながら歩きました。
そして、谷戸に到着。
いつもの溝で、電車ごっこがしたいというリクエストにこたえて、大人はトンネルに。
それから、だるまさんがころんだ、をやったりして、少し遊んだ後、たけとんぼに帰りました。
たけとんぼでは、なぜかトランプが置いてあったので、初!こどもたちと神経衰弱をしてみました。
途中で終わっちゃったけど、はなちゃんが強かったなあ!
お昼ご飯は、母ちゃんたちが用意してくれた卒会のごちそう。
最初は夜にやろうって言ってたんだけど、翌日からもりのこたちは、卒会旅行も控えていたので、お昼になったのかな。
力作の美味しいものが並びます。
炊き込みご飯、唐揚げ、コロッケ。。
そして三種類のケーキが登場(そのうち二つは、たけとんぼの用務員さんのペロ君が、お祝いに焼いてくれたチーズケーキとパウンドケーキです。すごいよね!)
あいちゃん、びっくりぽんでした。
そして、メインはこちらの米粉シフォンケーキ!!
デコレーションの旗に「のびる」って書いてあったので、字が読めるお兄ちゃんお姉ちゃんたちは、
「このケーキ、ノビルが入ってるの?!」
とざわざわしてましたが、入ってませんから。(笑)
みんなでおいしくいただきました。
母ちゃんたちから、いただいた記念のアルバムには、ついさっき谷戸で撮ったはずの集合写真が!!
すごい連係プレイです。ありがとう、ありがとう!!
最後は、みんなでお庭でパチリ。
これで、ほんとに最後です。
毎週木曜に集まって過ごした仲間が、おんなじメンバーで集まって遊ぶ事はもうきっとないんだろうな。
楽しかったです。ほんとうにどうもありがとう。
今日のブログは、もう、私の自己マン全開で構わないと思っているので、(笑)
卒会生へのメッセージもここに。
出来なかったこともたくさんあったけれど、いつもこんなこと考えてました。
こんばんは、今日は、とっても素敵な卒会祝いの会をありがとうございました。
お料理、どれもすっごく美味しかったです。
卒会旅行やら、入園グッズづくりやら、時間が無い中、のびるも大事にしてくれてありがとう。
今日で終わり、来週からはいつものようには子どもたちに会えないんだなあと思うと、本当にさびしい。
幼稚園なんか行かなくていいじゃん、と思ってしまう。
でも、この子たちならどこでも平気だなとも思うので、その実力を見せつけておいで、と頼もしく送り出しい気持ちもあって複雑です。
卒会新聞にも書いたんだけどね、大事にしたいのは「やりたい気持ち」「やりたくない気持ち」二つともなんです。
「こうあってほしい」よりも「こうありたい」という子どもの心を大事にできたならって思ってました。
上手くいかないこともたくさんあって、みんなを大事にできたのかとういうと、決してそんなこともなかったと思うので、あまり大きなことは言えなんだけど、でも、そうありたいとは思ってました。
正しい事や、良い事や、美しい事は、世間の皆さんが大好きです。
だから、ほっといても、いろんな人が、正しい事、良い事、美しいことを子どもに教えようとします。それはだめ、こうしなさいって。
でも、そうやって否定される「正しくない気持ち」「よくない気持ち」「美しくない気持ち」も、子どものものなのに、誰がすくいあげるんだろう、と思ってました。
私は、できるだけ、それに寄り添いたいなと思ってました。
グダグダの谷戸保育のびるでしたが、私は、情けなさや、ずるさや、弱さや、意地悪さや、そういうもろもろ含めて、子どもたちが大好きでした。
みんな本当に可愛かったです。
一年間、どうもありがとうございました。
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