戦わない子育て

最近の私は、いいこと続きでとっても浮かれまくっていて調子に乗っちゃっているので、普段だったら

 

「これを書いたら、総スカンでそっぽ向かれるなあ」

 

と思って書かないことを、今日は書いてみようかなと思います。

 

 

 

時々、このブログでも書いているのでご存知の方はご存知かと思いますが、私には二人の子どもがおりまして、

 

どっちも、めっちゃ可愛くて仕方ないのですが、下の子「くりさん」は本当に溺愛しております。

 

そのくりさんが、小学校五年生の時、周り中の友達が、

 

週間予定「習い事 習い事 塾 習い事 塾」みたいな生活をはじめてしまい、

 

一緒に遊べる子がいなくなり、とくに、月曜が暇になってしまいました。

 

そこで、くりさん自分も何か習い事がしたい、という。

 

塾とか、英会話とかは論外、スイミングは今からスタートしても、ちょっと遅い感じがするし、うーん。。。

 

と悩んで、テニスがちょっとおもしろそう、とテニスを習う事にしました。

 

・・・親ばかと思って聞いてくださいな。

 

うちのくりさん、本当に体の使い方がうまくて、これまで、できなかったスポーツってないんですよ。

陸上も水泳も球技も、なんでもこなす。

 

学年一になることはなくても、上から全体の5%くらいには必ず入ってる。

 

チビの頃から、バドミントンには散々付き合ってきたので、ラケットには慣れてるし、

 

これは結構うまくなるんじゃないかと思っておりました。

 

で、体験レッスンに行ってみたらば。

 

コーチの先生が上手だからというのも もちろんあるんですけれど、

 

初日にいきなり、ラリーが100回続いちゃったんですね、これが。

 

相当びっくりしました。テニスラケット握ったその日に、ラリーが。しかも、100回。

 

まじか?!この子、天才か?と、鼻血が出るかと思いました。

 

で終わって帰るときに、コーチが(もちろん、リップサービスもあると思いますけれども)

 

「お母さん、この子を私に預けてもらえませんか?この子は50年に一度の逸材です」

 

とおっしゃるわけです。ほえーーーー!

 

 

頭の中は、もう、修造に手ほどきを受けるくりやら、

 

ウィンブルドンのスタンドで応援する私の姿やら、

 

ナイキのCMに出てさわやかに笑うくりやら、妄想大爆発です。

 

これで、一生遊んで暮らせるぜ、ウヒヒ、とか。下世話ですみません。

 

でね、最初はくりも、おだてらてうれしいから、張り切って通うわけね。

 

私も送迎が楽しくて仕方ない。

 

コート脇のベンチで見てても、やっぱりくりさんが一番うまいので、

 

ミニスカにぼんぼん持って黄色い声援飛ばしながら踊りたくなるくらいの勢いで蜜月が続くわけです。

 

が、5カ月もするとですねえ、塾と習い事で遊べないと言っていた友達連中が、

 

「やっぱ、塾辞めた」

 

と、次々に飽きてリタイヤなさるんですね。

 

そりゃそーですよ、子どもだもん。飽きる速さはマッハだよ。

 

となると、くりくんも、元々そんなにやりたかったわけじゃないテニスなもんだから、

 

「こんなことしてるより、遊びたい!」

 

となる。大自然の理ですな。

 

取り残されるのは、妄想大爆発継続中の私と、金づるに辞めてもらっちゃ困るコーチです。

 

手を変え品を変え、くりくんにやる気を出してもらおうとする。

 

コーチが私費でミニ大会を開催してくれて、自腹で素敵な腕時計を優勝賞品に買ってくださったり、

 

特待生コースを新設してくれたり、いろいろありました。

 

が、くりくんのやめたい決心は固い。

 

私も、その時は、気持ちは浅田真央の母ちゃんだったので、オリンピックがどーのとか、

 

世界一になってみたら違う景色が見えるかも、とかありきたりなことを言っちゃってました。

 

 

旦那もあおるしねー。

 

ここでくりにやる気出させるのが、お前の仕事だ的なことを言われちゃったりして。

 

んが、しかし。

 

本人にやる気のないことを、無理強いするほどつらいことはない。

 

何しろ溺愛している息子ですから、つまんなそうだったり、ため息つかれたりするのを横で見てるのは

 

心が痛いんです。どうしてもやらなきゃいけないことだとは思えないですしね。

 

自分が、すっごい悪い母ちゃんに思えてくる。

 

頭の中は、戦いですよね。

 

「ここでやめさせるのは、くりの可能性をつぶすことじゃないの?もしかしたら、世界だって目指せるかもしれないのに」

 

「いやいや、本人全くやる気ないのに、世界なんて行けるわけないじゃん、ちょっと頭冷やせよ、よく見ろよ」

 

と二人の私が言うわけです。

そこで、私は気づいちゃったんですけど、子育ての本質って、自己愛との戦いなんだなあって思ったんです。

あんなに溺愛しているくりに対しても、嫌がることを押し付けたくなる。

 

あなたのため、とか、良かれと思って、とかいう言葉の裏には、

 

「私の望む子供になってくれたら、この報われない私の子育て期間にも、意味があったと思えるのに。。。」

 

って気持ちが潜んでると思うんですよ。

 

つまり、お金や物じゃない、賞賛という褒章を求めてしまう心ですね。

 

そして、その裏にあるのは承認欲求。私のしたことを見て、ほら~、ほら~。という気持ち。

 

うわー、恥ずかしいー、と気づいて悶絶しました。

 

そして、悶絶する勢いで、旦那と戦って、無事テニスをやめさせることができました。

 

今でも「あの時続けてたら、もしかして、どこかのコートで錦織くんと互角に戦ってたのでは?」

 

みたいな妄想をすることはありますが、だからって、それをくりに背負わせようとは思いません。

 

自己実現は、「自分でする」から自己実現なんだし。

 

子どもにやらせて大成功したとしても、そりゃ、こどもの評価であって、私にゃ何の関係もない。

 

わかって、自分の妄想と戦うのをやめました。

 

 

 

そのくりさんは、今は、高校でハンドボールをやっています。


こちらは、チームスポーツだし、連携がうまくいったりいかなかったりで戦績は全然変わるし、

 

 

まあ、一言で言えば、鳴かず飛ばず、です。(笑)

でも、くりは、毎日とっても幸せそう。

 

楽しい仲間と一緒に、楽しい部活ライフで青春しております。

自分で選んだことなので、勝っても負けても納得の生活です。

 

ああ、これでよかったんだなあ、としみじみ思います。偉いぞ、私、って。

 

子育てって、言うこと聞かない子どもと日々戦っているように思える人もいるかもしれないんですけど、

 

実は違うよ、それは、いう事聞かせようとする自分との戦いなんだよ、って、お話でした。

友だち追加

たけとんぼのLINEアカウントを取りました。

 

よろしければフォローしていただけると、情報の取りこぼしなどなくて済むかな、と思います。

 

相模原市内にある常設のプレイパーク。

日曜、月曜、水曜が開園日です。

詳しくはリンクをクリック!

 

 

 

 

銀河の森プレイパークで活動する、ママと小っちゃい子のための青空外遊びの会「もりのこ」。就学前のお子さんであれば、どなたでもご参加いただけますよ。

発達障害を持つ中学生の親御さん対象のおしゃべり会です。
どんな人たちが、どんな気持ちで運営しているのか読んでみてください。

ご存じ、音楽療育家の西堀美和ちゃんが小田急相模原で開設しているゆっくりさんたちのための教室です。NPO法人てとて。

感覚統合について学びたい方へ向けた、出張講座を承っております。こどもに関わるお仕事をされている方、育児サークル、何でも五名以上で伺いますよ。