2015年

12月

12日

おめめどうセミナー シェア会2015.12.09報告

兵庫県は、丹波篠山にある「障害のある人の居心地いい暮らしを応援する」会社、おめめどう

 

その活動を知ったのは、一昨年のことでした。

フェイスブックで、友達が「いいね!」をつけると、その投稿が私のタイムラインにも流れてくるのですが、時々やってくるおめめどうの記事は、それまでの「自閉症児支援」とは何かが違っていました。

端的にいうと、これまでの支援は「お母さんを楽にすれば、子どもも楽になる」という、母ちゃんの心のケアをメインに考えられていたように思うのですが、おめめどうは真逆で「子どもを楽にすれば、周りも楽になる」という事を貫いているのです。

徹底的に、子どもよりの立場。

そして、人権を思想の中心に据えて、いかにそれを守るかを考えた支援を提唱しています。


これには、ガガーンと頭を殴られたような衝撃がありました。


私自身、「いかに母ちゃんを楽にするか」を考えて子育て支援の活動をしてきたつもりだったし、

実際に療育者として活動している美和ちゃんを見ていても、

「お母さんに寄り添うところから始めないと、お母さんが一歩を踏み出す勇気を持つことができない」

ということを、いつも気持ちの真ん中に置いていて、そして、それがとっても母ちゃんたちの役に立っている事を知っているからです。


けれど、おめめどうの「子どもを楽にする支援」がたくさんの親子を楽にしてきたのも事実としてあることだし、成人してからの予後もとても良いらしい。

ならば、学んでみるところからだ、と思いました。


おめめどうに特徴的なのは、

①書いて伝える「見える形のコミュニケーション」

②カレンダーとスケジュールによる心のある暮らし

③自分で選択し決定することを中心に置いた暮らし

④支援者の心構えは「杖の役割である」ということ

 

これだけ書かれていても「はて?なんのことやら?」ですよね。

私もそうでした。


でも、これが理解できたら、そして、今困っている人たちに伝えられたら、きっと支援の世界は変わると思いました。

ほぼ、直観です。

 

そして、直観を頼りに、関東で開催されるおめめどうのセミナーに参加し、奥平さんの語る本人への支援の在り方を学び、本を買い、メーリングリストに参加し。。。

 

わずか半年でしたが、おめめどうの目指す世界の素晴らしさだけは理解できた、と思いました。

そこで、無謀にも、「おめめどうセミナーのシェア会」を開催することにしたのでした。

そうして、12月9日、たけとんぼにて、「おめめどうセミナー シェア会」は開かれたのでした。


シェア会には、相模原発達支援センター(陽光園)からも、スタッフの方が参加してくださり、総勢9名での開催となりました。

内容は、午前中に
  ①おめめどうの思想

  ②幼児期の支援
昼食をはさんで
  ③学童期の支援
  ④思春期の支援

  ⑤奥平さんのコミュメモの使い方DVDをみんなで見る

ということで、最初の「おめめどうの思想」に力を入れてお伝えしたつもりです。
そのために、様々な資料から「当事者本人の感じ方や気持ち」を引っ張ってきて、なぜ、視覚支援が必要なのか、なぜ、スケジュールが必要なのかをまず、語りました。

詳細をお知りになりたい方は、実際におめめどうにつながっていただくか、今後不定期に開催する、セミナーのシェア会に参加していただくとして、参加者のみなさんから頂いた感想を掲載して、報告に変えたいと思います。

 

【感想】①


「スケジュール」のこと、とてもタイムリーな悩みでした。
予定変更時に、変更がききにくいこと、先の見通しが立っていないと、落ち着かなくなること、困っていました。

今までも、カレンダーやメモでわかるように(見えるように)してきていましたが、カレンダーが市販のもの(七曜式)なので、日にちの距離感がもしかしたらわかっていないのかもしれない、と思いました。
自分で選んだものはきっちりやる、とういのもとてもよくわかります。
選択する、自分自身で決めていくことの大事さが、よくわかました。
どれも、心に響くもので、おめめどうとも、また別でつながりたいと思いました。



【感想】②


午前中だけでしたが、おめめどうの思想から聞くことができて良かったです。

視覚支援が大事だとは知っていたのですが、口頭で伝わってしまうので、いちいち紙に書く時間が割けずにいました。


以前から奥平さんの著者を拝読したりしていましたが、やはり文字だけではその重要性を読み取れていなかったのだと反省しました。


セミナーシェア会に参加させていただいて、書いて示すことが本人に選択させることにつながるとやっと理解できたように思います。

忙しい毎日ですが、例え少し家が片付いていなくとももっと書くことに時間を使おう!書くことの優先順位をあげて行かなければ!と感じました。



午後の部が都合により聞けなかったのが残念です。非常に有意義な時間でした。ありがとうございました。



【感想】③

 

とても濃い内容の会でよかったです。
飯田さんが聞いてこられたおめめどうさんの話を、的確に伝えておられて、皆さんとシェアでき、うれしく思いました。

 

 

【感想】④



今日はありがとうございました。
ネットでおめめどうさんを紹介していただいて、さらに今日、詳しく知ることができたように思います。
Kさんが実際の(暮らしの中で使っているおめめどうの)メモ類を見せてくださったので、使い方がよくわかりました。

自閉症の子を仕事で見ることが多かったのですが、わからないことが多々あった点も、資料や飯田さんの話で整理されてよかったです。

まだまだ分からない点も多いけれど、自分で考えながら仕事でも役立てて(役立つようにがんばって)みます。
飯田さん、ありがとう!



【感想】⑤

 

あ~、耳が痛い、痛い。
つい最近、気付いたことがばっちり言われていたので(笑)
エスパーママ、返上しなければ。。

子どもの言葉や行動が出てくるまで待つことの大切さを再確認です。(アーリーバード、プログラムに近いものを感じました)

 

表出=理解があってから。

拒否を認めてもらう~は、不登校も同じだ。「休んでOK」という先生には安心感を持っています。
やってみたい、やりたいことに付き合うことも大切なんだなあ。

こんなことしたら、ダメになるだろうと思われることでもやってみたら反対なんだね。

具体的には(例が)出ないけど、感覚的にはわかる気がします。

 

 

【感想】⑥

自閉症のお子さんの発信を受け止めるには、どうしたらいいか?
コミュニケーション力を伸ばすために、どうしたらいいか?の足がかりを得ることができました。
それと同時に、定型発達の子どもたちにも、自己決定の場面が少ないよなあ・・・と見直すきっかけにもなりました。
全般的に、仕事にも、自分の子にも生かしていきたいと思います。
ありがとうございました。



【感想】⑦


たくさんやってみたい事を発見できた。また、今やっていることをいくつか修正してみようと思えました。

子どもの気持ちがわからない、と思うことがたくさんあります。つい、親の都合の判断をしがちなので、悩んだり、相談したりしながら、共に歩んでいきたいと思います。



【感想】⑧


今日は参加させていただき、ありがとうございました。

膝を突き合わせる少人数での会は、お互いの話を聞いたり、話したりしやすく、わからない事や困っていることを、みんなで考えるのは、大きな研修会ではできないことなので、とても満足感がありました。

「エスパーになるな」は、母親としても支援者としても耳の痛いお話でした。
自分が「待てない」ことを「支援」だと勝手に思ってしまっているなあ・・・・と反省しました。


機会があれば、またぜひ、参加したいです。



参加し、感想を寄せてくださった皆様、どうもありがとうございました。

聞いたその日からスタートできるように、先に、おめめどうから巻物カレンダーを買っておいとけばよかったなあと反省しています。

どうぞ、「コミュニケーションと、時間を自分のものにした、心のある暮らし」を、楽しんで過ごせるようにお祈りしています。

 

相模原市内にある常設のプレイパーク。

日曜、月曜、水曜が開園日です。

詳しくはリンクをクリック!

 

 

 

 

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発達障害を持つ中学生の親御さん対象のおしゃべり会です。
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ご存じ、音楽療育家の西堀美和ちゃんが小田急相模原で開設しているゆっくりさんたちのための教室です。NPO法人てとて。

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