2015年

8月

16日

幼稚園選びについて思うこと

子育てに正解はないというけれど、


結論から言っちゃうと、

正解はないけど、間違いはある!

と思ってます。


その「間違い」さえおかさなければ、あとは、各ご家庭の趣味でやっちゃってかまわないんだと思ってます。

(ってのは、ひじょーに「軽い言い方」で、子育てナメてんのか、ゴルァ、とか言われそうですが、

実際、自分が育てられた環境を振り返っても、親の好き嫌いが色濃く反映されていたのは、よくわかると思います。)



じゃあ、そのまちがいってなんだろう??


今は亡き漫画家の三原順先生の作品に、「夢の中悪夢の中」というのがあります。


「はみだしっ子」連載当時から、親子関係のドロドロを描いていて、

お花畑の恋愛ストーリーばかりの少女マンガ界に於いて、すごいリアルな作品を描く人だと思っていたのですが、

「夢の中悪夢の中」は、母の愛と子どもの気持ちが決定的にすれ違ってしまうことによる不幸を見事に描き出していて、

このテーマの作品の中では、一二を争う完成度ではないかと思ってます。


ざっくりあらすじを書くと(うろ覚えですが)。


ある家庭には、四人の子どもがおりました。


上三人は、スポーツ大好き、仲間と汗を流して動いていれば幸せな、筋肉兄ちゃんたち。

一番下の女の子は、対照的に一人で本を読んだり、空想の世界に遊ぶのが好きな物静かな女の子。

母ちゃんは、肝っ玉母ちゃんで、

「子どもは、よく遊びよく食べよく眠れば、それでいい。(そうでない子のことは、わからない)」

と思っていて、その愛情表現も、運動部の兄たちがお腹いっぱい食べられるようにと、山盛りの食材が溢れる賑やかすぎる食卓がメイン。


女の子は、彼女の望む愛情は、そういうものではないと話してみるのですが、

家族中が「スポーツこそが、真っ当な人間をつくる!」というような価値観に染まっているので、

どれだけ説明しても理解してもらえません。


そしてまた、それが母の愛情であることを理解しているため、できるだけ平和に、その愛に答えようとします。

たとえば、

「学校のソフトボールクラブに入ったから、練習でお腹が空くの。お弁当を増やして!」

と母ちゃんに頼み、本当のソフトボール部の友人に練習着を貸し出して、

わざわざ泥んこに汚してもらい、作ってもらったお弁当は、残った分をこっそり捨てるのです。


そうして、彼女は平和に図書館で自分の世界に浸るのですが、

ある日兄に見つかり、その平和が取り上げられます。


兄は、心から母を愛しているので、

「お前の嘘がお母さんをどれだけ悲しませるか俺は知っている。

だから、お母さんには言わないが、その腐った根性を叩き直してやる!」

と、彼女を運動部に無理やり入れて、ガンガン鍛えるのです。


スポーツができないから嫌いなわけではなく、

ある程度こなせてしまうので、彼女はレギュラーになり、

家族もそれを喜びますが、

彼女の気持ちは、どんどん母親や家族から離れていきます。


そして、彼女の苦難は続き、結婚して独立するまで逃げられないのですが、

結婚でつかの間得た幸せを、覆すラストのどんでん返しには、ため息しか出ませんでした。


この話から、何が見えてくるでしょう?


子どものためと思い込み、

自分の価値観だけに沿った愛情を押し付けることが、

幸せな親子関係にヒビを入れることになる、というのがとってもよくわかると思います。


子育てに正解はない。

けれど、まちがいはある。


まちがいとは、子どもの気持ちを理解しようとせず、

自分の価値観だけを押し付けることです。


これから幼稚園を選ぶお母さん。

「こうなってほしい子ども像」はあると思います。


でも、その理想と、あなたの子どもは、進みたい方向が一致しているだろうか?

「伸びていきたい」と命が望む方向に、その子を伸ばしてやっているだろうか?


ただでさえ、お母さんと離れて不安の中過ごす園生活に、

その子が心を解放して思い切り楽しめるシーンはあるんだろうか?


子どもにより添って、園を選んでほしいと思います。


相模原市内にある常設のプレイパーク。

日曜、月曜、水曜が開園日です。

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